住宅ローンの 返済がきつい・滞納しそう と感じたら?
払えなくなる前に確認したい対策
「今月は払える。でも毎月少しずつ余裕がなくなってきた」
「貯金を取り崩さないと住宅ローンを払えなくなってきた」
「このままだと数か月後には滞納してしまうかもしれない」。
住宅ローンで本当に大切なのは、
滞納してから対策を探すことではなく、
「少し厳しくなってきた」と感じた段階で
今後の選択肢を確認することです。
TSUBASAエステート営業本部長・村上諒恭が、
金融機関への相談、
返済条件の確認、
自宅の査定、
売却を含めた対策まで順番に解説します。
住宅ローンがしんどくなり始めた人は何を検索している?
まだ督促状が届いていない段階では、 「任意売却」「競売」といった強い言葉よりも、 現在の返済をどう改善できるのかを探す検索が中心になります。
今回の中心となる検索意図です。
家計への負担が大きくなった段階。
今後支払えなくなることを心配する検索。
返済継続そのものに不安が出た段階。
滞納する前にできる対策を探す検索。
金融機関や相談先を探す検索。
毎月の支払額を見直せないか調べる検索。
返済期間や返済方法の変更を調べる検索。
返済が難しくなる前に売却を考える検索。
家を売ったらローンを完済できるか調べる検索。
今回はこの中でも 「返済がきつい」 「滞納しそう」 「払えなくなりそう」 という滞納前の検索意図へ集中します。
住宅ローンがきついと感じたら、滞納する前に何をする?
全国銀行協会も、 住宅ローン等について 「返済が遅れざるを得ない事情が生じた場合には、 実際に返済が遅れる前にできるだけ早めに相談する」 ことを案内しています。
つまり、 銀行へ相談するのは 「もう払えなくなった後」だけではありません。
むしろ、 まだ通常どおり支払えているものの、 この先が心配だという段階だからこそ 相談できることがあります。
「まだ滞納していないから大丈夫」と考える前に確認したいサイン
住宅ローンの返済日は守れていても、 家計全体を見ると余裕がなくなっていることがあります。
一つ当てはまっただけで 自宅を売らなければならないわけではありません。
ただし、 「住宅ローン自体は払えているから問題ない」と考え、 他の借入れで住宅ローンを支え始める前に 家計全体を整理してください。
滞納しそうと感じたら、この順番で5つ確認してください
「この家を持ち続けられるか知りたい」でも大丈夫です
現在の自宅価格と住宅ローン残高を比較すると、 売却した場合にどうなるのかを数字で確認できます。 売却を決める必要はありません。
まだ支払えている段階でも銀行に相談していい?
はい。
「まだ滞納していないのに銀行へ相談したら、 かえって問題になるのでは」 と心配することがあります。
しかし全国銀行協会は、 返済が遅れる前のできるだけ早い段階で 相談するよう案内しています。
金融機関によっては、 住宅ローン返済に関する専用窓口を設けています。
実際に三菱UFJ銀行では、 現在の返済条件での返済が困難になった場合に、 一定期間の返済額減額や借入期間延長について 相談申込みを受け付けています。
みずほ銀行も、 住宅ローンについて 一定期間の返済額減額やボーナス返済の見直し等の 相談窓口を案内しています。
住宅ローンの返済条件変更・リスケとは?
インターネットでは 「住宅ローン リスケ」 と検索する人もいます。
一般的には、 金融機関と相談して返済期間や返済方法を変更し、 毎月の負担を調整することを指して 「リスケ」という言葉が使われます。
住宅金融支援機構では、 一定の要件を満たす場合に、 返済期間の延長などで毎月の返済額を減らす 返済方法変更メニューを案内しています。
ただし、 審査があります。
また、 返済期間を延長すると 毎月の負担が軽くなっても 総返済額が増える場合があります。
住宅ローンだけを見るのではなく「住居費全体」を確認する
自宅を所有していると、 毎月の住宅ローン以外にも費用がかかります。
毎月の住宅ローンだけを何とか払えても、 固定資産税や管理費の支払いが難しくなれば 住宅を維持する負担は残ります。
「ローンは払えるか」だけではなく、 「この家を維持できるか」という視点で確認してください。
住宅ローンを払うために新しい借入れを増やす前に確認する
住宅ローンを遅らせたくないために、 カードローンやキャッシング等から借りて 返済資金へ充てようと考えることがあります。
一時的には返済日を乗り切れても、 翌月には住宅ローンに加えて 新しい借入れの返済も発生します。
そのため、 新しい借入れで住宅ローン返済を繰り返す前に、 家計と今後の返済計画を確認してください。
住宅ローン以外にも複数の債務があり、 全体として返済が難しくなっている場合には、 不動産売却だけでなく 法律専門家等への相談が必要な場合があります。
家を売るつもりがなくても「現在いくらか」は確認しておく
住宅ローン返済が厳しくなったときに、 自宅査定を受けると 「売らされるのでは」と心配する方もいるかもしれません。
しかし査定は、 売却するかどうかを決めるための情報確認としても利用できます。
TSUBASAエステートの無料査定ページでも、 「とりあえず相場・売却方法だけでも知りたい」 「価格次第で売却を考えたい」 という段階から相談できる旨を案内しています。
この2つが分からなければ、 家を売った方がよいのか、 返済を続ける方がよいのかを 数字で比較できません。
売却未決定でも相談可能 TSUBASAエステートの無料査定で現在価格を確認する 査定結果を見てから、売る・待つ・売らないを判断できます。自宅を売ったら住宅ローンを完済できるか計算する
- 住宅ローン残高
- 売却に必要となる費用
= 売却後の資金の目安
ここで大切なのは、 査定額から住宅ローン残高だけを引けばよいわけではないことです。
仲介で売却する場合の仲介手数料、 抵当権抹消登記等に関係する費用、 引越し費用、 物件によって必要になる測量・解体等の費用など、 条件により確認すべき費用があります。
そのため査定を依頼するときは、 「いくらで売れそうか」だけではなく、 「ローン完済後にどの程度残りそうか」 まで相談してください。
自宅の現在価格が分かれば、 返済を継続する場合と 売却する場合を具体的に比較できます。 まだ売却を決めていなくても大丈夫です。
滞納前に売却を考えるなら、まず通常売却で完済できるか確認する
まだ住宅ローンを滞納しておらず、 売却代金や自己資金等で 住宅ローンを完済できる見込みなら、 通常の不動産売却を検討できます。
最初から任意売却を考える必要はありません。
| 比較 | 仲介売却 | 直接買取 |
|---|---|---|
| 買主 | 一般購入者・法人等 | 不動産会社等 |
| 売り方 | 市場へ紹介して購入希望者を探す | 不動産会社が買取条件を提示 |
| 期間 | 買主が決まるまで期間が必要な場合がある | 条件が合えば予定を具体化しやすい |
| 公開 | 広告を利用する場合がある | 一般公開せず進められる場合がある |
| 確認したいこと | 価格と販売期間のバランス | 提示価格・引渡し条件等 |
返済が厳しいからといって 必ず「早く売る方法だけ」を選ぶ必要はありません。
何か月後までなら返済を続けられるのか、 どの程度の価格が必要なのかを確認し、 売却方法を比較します。
大阪市の売却方法 仲介・直接買取を比較して売却方法を考える 価格・期間・公開方法を比較できます。査定したら住宅ローン残高の方が多かったらどうする?
自宅の査定価格より 住宅ローン残高の方が多い状態を オーバーローンと呼ぶことがあります。
ただし、 オーバーローンが分かっただけで 直ちに任意売却になるわけではありません。
今後も返済を続けられる場合
オーバーローンでも、 返済を問題なく継続できるのであれば 自宅を保有し続けることは考えられます。
売却時の不足額を用意できる場合
売却代金だけで完済できなくても、 自己資金等で不足額を補って 住宅ローンを完済できるなら、 通常売却を検討できる場合があります。
返済も難しく、不足額も用意できない場合
借入先金融機関へ相談し、 その後の対応を確認する必要があります。
状況によっては 任意売却が検討対象になりますが、 任意売却は債権者等との調整が必要です。
借り換えで住宅ローン返済を軽くできる?
金利条件などによっては、 他の住宅ローンへ借り換えることで 返済条件が変わる場合があります。
しかし、 借り換えには新たな審査があり、 手数料や登記関係費用等も確認する必要があります。
また、 返済が厳しくなっている理由が 住宅ローン金利だけではなく、 収入減少や教育費、 他の借入れなどにある場合、 借り換えだけで家計全体が改善するとは限りません。
家を残すか売るかは「今月払えるか」だけで決めない
住宅ローン返済が苦しくなったときは、 どうしても 「今月の支払いをどうするか」 に意識が集中します。
しかし自宅を今後も所有するのであれば、 来月だけではなく その後も返済を続ける必要があります。
| 確認項目 | 保有を続ける場合 | 売却する場合 |
|---|---|---|
| 住宅ローン | 今後も毎月返済を継続 | 売却時に完済できるか確認 |
| 固定資産税 | 今後も負担 | 引渡し時期等に応じて精算 |
| 管理・修繕 | 維持費が継続 | 売却後は新居費用へ切替 |
| 今後の住居費 | 現在の所有コスト | 賃料または新たな住宅費 |
| 資産価値 | 将来の価格変動がある | 現在の売却条件で確定 |
「持ち家を手放すのはもったいない」 という気持ちだけでも、 「返済が苦しいからすぐ売る」 という判断だけでもなく、 両方の数字を比較することが大切です。
大阪市の家なら高く売れて住宅ローンを完済できる?
大阪市内でも、 自宅価格は一律ではありません。
同じ区内でも、 駅距離、 土地、 道路、 築年数、 建物状態、 マンションの階数や管理状況などによって 市場価格は異なります。
マンションの場合
同一マンションや周辺の成約状況、 所在階、 専有面積、 向き、 室内状態、 管理費、 修繕積立金などを確認します。
戸建ての場合
土地面積、 接道、 前面道路、 建物状態、 築年数、 周辺の取引状況などを確認します。
土地・古家の場合
面積、 形状、 間口、 接道、 法令条件、 建物状態など、 資料・行政調査等による確認が必要です。
「大阪市だからローン以上で売れるだろう」 と考えず、 対象不動産そのものを査定してください。
住宅ローンがしんどくなったときに避けたい行動
銀行へ相談せず、限界まで返済を続ける
全国銀行協会も、 実際に返済が遅れる前の早い相談を案内しています。
新しい借入れだけで住宅ローンをつなぐ
新たな返済負担が増える可能性があります。
自宅価格を確認せず「売ってもローンが残る」と決める
購入時価格だけでは 現在の市場価値は分かりません。
一番高い査定額だけを信じて資金計画を立てる
査定価格は成約価格を保証するものではありません。 査定根拠と想定販売期間も確認してください。
任意売却をするために滞納を始める
自己判断で返済を止めず、 まず金融機関へ相談してください。
銀行・不動産会社へ相談するときに確認しておきたい資料
不動産査定については、 最初からすべての書類が揃っていなくても相談できます。
「まだ払えている」今の段階で選択肢を整理する
住宅ローンの返済がきつい・滞納前の対策に関するFAQ
住宅ローンが少しきつい程度でも銀行へ相談していいですか?
住宅ローンをまだ滞納していなくても査定できますか?
返済条件を変更すると毎月の住宅ローンを減らせますか?
返済相談をすると銀行から一括返済を求められますか?
住宅ローンを払うためカードローンを使ってもよいですか?
家を売れば住宅ローンを完済できるかどうやって調べますか?
査定を依頼したら家を売らなければなりませんか?
オーバーローンならすぐ任意売却ですか?
任意売却をするために先に住宅ローンを滞納した方がよいですか?
借り換えをすれば住宅ローン返済は必ず楽になりますか?
仲介と買取はどちらが住宅ローン返済対策に向いていますか?
大阪市の自宅について住宅ローンが苦しい段階から相談できますか?
本記事で確認した主な公的・金融機関情報
全国銀行協会「カウンセリングサービスに関するFAQ」
住宅ローン返済が遅れる前の早期相談、
家計診断、返済条件変更等に関する案内。
住宅金融支援機構「タイプ別返済方法変更メニュー」
返済期間延長等による返済額変更、
審査、総返済額増加等の注意事項。
住宅金融支援機構「金融円滑化への取組について」
返済困難者への返済相談・返済方法変更について。
三菱UFJ銀行「ご返済条件の変更」
民間銀行における返済相談制度の例。
みずほ銀行「個人向けローンに関するお借入条件のご相談受付」
民間銀行における返済額見直し等の相談例。
各銀行の対応は住宅ローン商品・契約・審査等によって異なります。 他行の制度がそのまま利用できるという意味ではありません。 実際の返済条件については現在の借入先金融機関へご確認ください。
「まだ払えているけれど、この先が心配」な段階からご相談ください
住宅ローンを滞納してからでなければ 不動産会社へ相談できないわけではありません。
売るか決めていない段階でも大丈夫です。
まず現在の自宅価格と住宅ローン残高を比較して、
返済を続ける場合と売却する場合を整理します。
他社査定との比較も問題ありません。

担当/村上 諒恭

役職:営業
資格:宅地建物取引士
大阪市を中心に、不動産売買・賃貸・買取・管理を担当している村上です。
お客様一人ひとりの状況に寄り添い、最適なご提案を心がけています。
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